アウトドアや災害対策、あるいは普段使いのバックアップ電源として注目を集めているAnkerのポータブル電源「Solix」シリーズ。
その中でも特に人気なのが「Solix C1000」と「Solix C800」の2モデル。
でも、容量も価格もそれなりに違うこの2機種、実際のところどっちを選ぶべきなの?と迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、C1000とC800のスペックや性能、使い勝手の違いをわかりやすく比較しながら、「あなたにピッタリの1台」が見つかるように、リアルな使用シーンも交えて解説していきます。
買ってから後悔しないために、ぜひ最後までチェックしてみてください。
記事を書いている私は防災士の資格を保有していますので、確かな視点で安心の情報をお届けします。


SolixC1000とC800を比較した主な違い

SolixのC1000とC800、どちらも信頼のAnker製ポータブル電源ですが、比較してみると主な違いは「容量」「出力」「出力ポート」「拡張性」の4つ。
ここでは、それぞれのポイントをわかりやすく比較してみます。
Anker | Solix C1000 | Solix C800 |
バッテリー容量 | 1056Wh | 768Wh |
満充電時間 | 最短58分 通常90分 | 最短58分 通常90分 |
AC出力(定格/瞬間最大) | 1500W(50/60Hz) 2000W | 1200W(50/60Hz) 1600W |
AC出力(SurgePad™)※ | 2000W | 非対応 |
出力ポート | ACコンセント ×6 USBタイプC ×2 USBタイプA ×2 シガーソケット ×1 | ACコンセント ×5 USBタイプC ×2 USBタイプA ×2 シガーソケット ×1 |
充放電サイクル数 | 約3,000回以上 | 約3,000回以上 |
拡張バッテリー | 別売りで対応 | 不可 |
保証期間 | 最大5年 | 最大5年 |
※SurgePad機能とは、本来なら、出力オーバーでポータブル電源では動かせない機器でも、その一時的な“電力の最大ピーク”をうまく吸収して起動をサポートしてくれる機能。
バッテリーの容量と重さは比例するので、必然的にC1000のほうがバッテリー容量が大きい分、重さも約2kg重いです。
AnkerのSolixシリーズは、一般的なポータブル電源と比べて圧倒的に長寿命。充放電サイクル3,000回以上に耐える設計で、毎日使ったとしても余裕で5年以上しっかり活躍してくれます。これだけタフだから、買い替えの心配がほとんどなく、長期的に見るとコストパフォーマンスも抜群。さらに、長く安定して使えるから、災害時や停電といった「いざ」という場面でもしっかり頼れる存在になってくれます。
長寿命であるということは、すっかり忘れて放置してしまっていてもしっかり使えるから非常時にすぐ使える安心感。
非常時に久しぶりに取り出しても、しっかり機能してくれる安心感があります。さらに、急速充電に対応しているので、台風や地震のニュースを聞いてからでも短時間で急速充電ができるのも大きなメリット。加えて、SurgePad機能を備えたC1000なら、冷蔵庫や炊飯器のような高出力家電も使えるため、避難生活の負担をグッと軽くしてくれます。いざというときに「これ一台でどうにかなる」という安心と信頼。
AnkerのSolixシリーズの特徴としては、防災におすすめな点としては、他のポータブル電源と違って100%の満充電状態で保管可能なこと、自然放電を軽減可能なこと(半年で約5%しか減らない)です。
購入してからいつ起こるかわからない災害に備えるためには、数年後でも安心して使えるというスペックが重要です。
SolixC1000とC800を比較した基本的なスペックの違い

AnkerのSolixC1000とC800を比較した基本的なスペックの違いは若干の大きさと重さ、拡張性とカラーバリエーションです。
Solix C1000のほうが高価な分、カラーリングがダークグレーの他、ブラックとベージュの3パターンあります。
Anker | Solix C1000 | Solix C800 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 約37.6×20.5×26.7cm | 約37.1×20.5×25.0cm |
重さ | 約12.9kg | 約10.5kg |
電池素材 | リン酸鉄リチウム イオン電池 | リン酸鉄リチウム イオン電池 |
本体充電方法 | ACコンセント ソーラーパネル 車のシガーソケット | ACコンセント ソーラーパネル 車のシガーソケット |
ソーラーパネル充電時間 | 最短2.0時間/2枚 | 最短3.0時間/3枚 |
アプリ連携(遠隔操作) | 〇(Bluetooth/Wifi) | 〇(Bluetooth/Wifi) |
動作温度 | 給電 -20℃~+40℃ 充電 0℃~+40℃ | 給電 -20℃~+40℃ 充電 0℃~+40℃ |
カラー | DG / BK / BG | DGのみ |
災害時にメインで消費することになるスマホなどのデバイスの充電のほか、扇風機や炊飯器、電子レンジや小型冷蔵庫など、長時間使用することができます。


次にチェックしておきたいのが拡張性。
ソーラーパネルを同時購入する場合は対応可能な最大接続数が違うので注意です。
拡張バッテリーに対応してるのはSolix C1000のほうで、本体と同じ容量(1056Wh)を拡張して倍の容量にすることができます。


SolixC1000は家電をメインに使いたい人におすすめ
容量1,056Wh、最大出力2,000Wというパワフルなスペックを誇るC1000は、小型冷蔵庫や電子レンジ、電気ポットなど、消費電力の高い家電も問題なく動かせます。しかもSurgePad機能を搭載しているので、起動時に一時的に大きな電力を必要とする機器にも安心して対応可能。災害時の停電対策としてはもちろん、長時間の停電や避難生活でも「普段と変わらない生活」をできるだけキープしたい人にはピッタリの一台です。
さらに、急速充電に対応しているので、停電のリスクが迫ってきたときでも、短時間で満充電にできるのも大きな魅力。
「大切な家族を守りたい」「非常時にも妥協したくない」そんな想いを持つ人には、C1000の頼もしさが心強い味方になってくれるはずです。

SolixC800は本格的過ぎず備えたい人におすすめ
768Whの容量に最大出力1,200Wを備えたC800は、日常使いからレジャー、防災対策まで幅広く活躍するバランス型モデル。重さも約10.5kgと軽量なので、車に積んだり、ちょっとした持ち運びも気軽にできるのが大きな魅力。キャンプで電気毛布やLEDライト、ポータブル冷蔵庫を動かしたいとき、あるいは車中泊でスマホや小型調理家電を使いたいとき、C800なら必要な電力をしっかり確保してくれます。
もちろん、こちらも急速充電対応なので、思い立ったその日にさっと充電して出発できるフットワークの軽さも嬉しいポイント。
「本格的すぎず、でもしっかり役立つ一台が欲しい」「普段はコンパクトにまとめたいけど、いざという時には頼りたい」──そんな人に、C800はちょうどいい存在になってくれるでしょう。

SolixC1000とC800を比較した違いまとめ

SolixC1000とC800を比較した違いについてまとめるとざっくりと以下のようになりました。
C1000は、容量・出力ともに余裕があり、冷蔵庫や電子レンジなど高出力家電も安心して使える「パワー重視」のモデル。
災害時や長時間の停電対策として、とにかく安心感を求める人に向いています。
一方、C800はコンパクトさと使いやすさを重視した「バランス型」。アウトドアや車中泊を中心に、必要なときにサッと使える気軽さが魅力です。
どちらも高品質なバッテリー性能を持っているので、ライフスタイルや使いたいシーンに合わせて、あなたにぴったりの一台を選んでみてください。
- Solix C1000はバッテリー容量、電気出力、出力ポート数、拡張性に優れていた
国内家電の約90%を使うことができるので災害時でも生活を変えたくない人向け - Solix C800はコンパクトながら多くの家電を使うことができて、C1000と同じ長寿命モデル
満充電状態で保存可能で保証も5年で安心
- Anker Solix C1000がオススメな人
「大切な家族を守りたい」「非常時にも妥協したくない」そんな想いを持つ人 - Anker Solix C800がオススメな人
「本格的すぎず、でもしっかり役立つ一台が欲しい」「普段はコンパクトにまとめたいけど、いざという時には頼りたい」という人


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