SeestarのS30とS50の違いは星雲を見るか惑星を見るか|スマホ連携できる天体望遠鏡

SeestarのS30とS50の違いは星雲を見るか惑星を見るか 趣味の家電

夜空を見上げるだけで満足していませんか?

スマート天体望遠鏡「Seestar」シリーズなら、誰でも簡単に本格的な天体観測と撮影が楽しめます。

Seestar S30に続き、さらに進化したSeestar S50も2025年2月21日に同時発売。

「どちらを選べばいいの?」「違いは何?」そんな疑問を解決すべく、S30とS50の性能を徹底比較。

難しいことはよくわからない!そんなあなたのために女性目線でSeestarのS30とS50の違いをわかりやすく解説いたします。

スマートフォンと専用アプリでカンタンに天体観測と撮影ができるようになりました。発売されたばかりでAmazonにしかなく、楽天市場は発売待ちの状態です。

\星雲や銀河など大きな天体撮影ならSeestarS30/
\月のクレーターや惑星の模様の撮影ならSeestarS50/

SeestarS30とS50の主な違い

Seestar S30は、手軽さと高機能を兼ね備えたスマート望遠鏡として、専用アプリ「Seestar」を使って初心者から上級者まで幅広くおすすめできる製品。

スマートフォンやタブレットと連携して手軽に天体観測や撮影が楽しめるとあって、多くの雑誌でも取り上げられています。

SeestarS30とS50の主な違いはレンズの口径と焦点距離、さらにセンサー性能にも違いがあります。

素材ではアルミとカーボンで違いがあり、Seestar S50のほうがカーボン製で強度と耐久性が増しているため、屋外でも安心して使えます。

S30とS50の主な違い
Seestar S30Seestar S50
レンズ30mm/3枚50mm/3枚
視野角望遠:2.46°・広角:23.2°1.48°
焦点距離150mm250mm
CMOSセンサーSONY IMX662SONY IMX462
材質アルミ製三脚カーボン製
2段伸縮製三脚
重さ1.7kg2.5kg

スマート望遠鏡を購入するときに重要となる要素というのが、視野角、焦点距離、センサーです。

まず、視野角ではどれだけ範囲を絞るかによって撮りたい天体が変わります。

seestar S30とS50の視野角の違い
Seestarにおける視野角

視野角は、望遠鏡で観測できる天体の範囲を表す重要な要素です。レンズやセンサーの仕様によって観測や撮影の用途に大きく影響します。視野角は一般的に「度(°)」や「分角(’)」で表され、数値が大きいほど広い範囲を撮影できます。例えば、広い視野角では星座全体や大きな星雲を捉えることができ、狭い視野角では月のクレーターや惑星の模様を観察しやすくなります。

次に、焦点距離では撮りたい天体にどれだけ拡大したいかによって選び方が変わります。

seestar S30とS50の焦点距離の違い
Seestarにおける焦点距離

焦点距離は、レンズや通った光が一点に集まるまでの距離のことを指し、数値が大きいほどズームが強くなり、天体を大きく拡大して観察できます。SeestarではS30の150mmでは視野が広く大きな天体向き、S50は250mmなので拡大率が高く惑星の大気の状況まで観測できます。

最後に、CMOSセンサーは天体写真のクオリティを大きく左右する要素の一つ。

S30では明暗をクッキリさせることで星を目立たせることができ、S50では微細な違いを表現できます。

seestar S30とS50のフィルターの違い
Seestarにおけるセンサー

Seestarに搭載されているCMOSセンサーは光を電気信号に変換し、デジタル画像を生成する部品のこと。S30のSony IMX662はノイズが少なく明暗をしっかり捉えられるため星雲や銀河の微細な部分を美しく撮影でき、S50のSony IMX462は高感度で暗い場所でこそ鮮明な撮影が可能なため、惑星や月の撮影に向いています。

他に、簡単にですがSeestarS30とS50の特徴の違いを比較してみます。

集光力は望遠鏡がどれだけの光を集められるかを示す指標のことで、一般的に望遠鏡の口径が大きいほど集光力が高くなります。

SeestarではS30の30mmに対してS50は50mm、集光力で換算するとS50のほうが約2.8倍高くなります。

主な特徴の違い
Seestar S30Seestar S50
集光力肉眼の18倍肉眼の51倍
撮影距離6m~∞30m~∞
太陽観察専用フィルター装着専用フィルター装着

「明るい天体」ならS30、「暗い天体」や「細かいディテール」ならS50が最適です。

SeestarS30とS50の基本的なスペックの違い

SeestarS30とS50の基本的なスペックでは、サイズと重さ以外は違いがありません。

どちらにも結露防止のためのレンズヒーターが搭載されていて、夜間の温度差からレンズの曇りを防いでくれます。

内部ストレージはどちらも64GBと大容量なので、高画質で1枚10MBだとしても約6,000枚の保存が可能です。

S30とS50の基本スペックの違い
SeestarS30Seestar S50
レンズヒーター搭載搭載
サイズ(幅×奥行×高さ)140×80×210mm142.5×130×257mm
内部ストレージ64GB64GB
バッテリー容量6000mAh6000mAh
通信規格Wi-Fi・USB Type-C
Bluetooth
Wi-Fi・USB Type-C
Bluetooth
付属品タイプCケーブル
安全ガイドライン
クイックガイド
耐衝撃ケース
太陽フィルター
タイプCケーブル
安全ガイドライン
クイックガイド
耐衝撃ケース
太陽フィルター
定価(税込み)オープン価格93,500円
発売日2025年2月21日2025年2月21日

Seestar S30とS50には、撮影のクオリティを向上させるために3種類のフィルターが搭載されています。

フィルターは不要な光をカットしたり、特定の波長の光を強調したりすることで、より鮮明で美しい天体写真を撮ることができるようになります。

その他の違い
SeestarS30Seestar S50
撮影モード星雲星団モード
太陽系モード
風景モード
星雲星団モード
太陽系モード
風景モード
F値(明るさ値)f/5f/5
画素サイズ2.9μm2.9μm
フィルターUV/IRカット
光害カット
ダークフィールド
UV/IRカット
光害カット
ダークフィールド
  • UV/IRカット:紫外線(UV)や赤外線(IR)をカットし、色ズレを防ぐ
  • 光害カット:街の明かりなどの人工光を抑え、星空をクリアにする
  • ダークフィールド:センサーのノイズを除去し、暗い部分のディテールを鮮明にする

街明かりが多い都市部でも光害カットフィルターが星雲の波長をくっきり捉えてくれて、ダークフィールドフィルターによってほぼ目で見えないノイズを除去され、このソフトウェア的な画像処理で、天体観測初心者であっても仕上がりがハイクオリティになります。

また、専用アプリの「Seestar」では簡単に設定ができるだけでなく、天体の検索や場面に合わせた撮影モード切替など、天体撮影をアシストしてくれます。

Seestar
Seestar
開発元:SuZhou ZWO Co., Ltd
無料
posted withアプリーチ
専用アプリ「Seestar」機能
  • 望遠鏡の操作(ピントやズーム)
  • 天体検索→自動向き調整
  • 撮影(静止画・動画)
  • 観測カレンダー
  • ARプラネタリウム
  • データ保存&スマホへダウンロード

Seestarとスマホがあれば、撮影からSNSへのシェアまでスムーズ、アプリはもちろん、Seestarユーザーなら無料で使えます。※製品のシリアルナンバーが必要

星雲や銀河など大きな天体を撮影したい人におすすめ

Seestar S30

夜空を見上げるたびに、「あの星の向こうには何があるんだろう?」と感じたことはありませんか?Seestar S30はそんな好奇心をスマホ1つで叶えてくれる画期的なスマート望遠鏡です。自宅のベランダでも、旅行先の澄んだ空の下でも、星空をもっと身近に感じてみませんか?

手のひらサイズのコンパクトなボディにプロレベルの撮影機能を搭載。

星雲や銀河の淡い光までとらえ、誰でも簡単に美しい天体写真が撮れるのが魅力です。

Seestar S30は、あなたの「宇宙をもっと知りたい」という気持ちに応えてくれる思い出の1台になります。

\星雲や銀河など大きな天体撮影ならSeestarS30/

月のクレーターや惑星の模様を撮影したい人におすすめ

Seestar S50

Seestar S30が天体観測の楽しさを手軽に届ける望遠鏡なら、Seestar S50はさらに本格的な天体撮影へと導く一台です。最大の違いは、その集光力と焦点距離。S50はS30よりも大口径のレンズを搭載し、遠くの天体から届くわずかな光までキャッチ。

Seestar S50なら小さな点にしか見えなかった星が、豊かな色彩を帯びた美しい星雲として姿を現します。

また、より長い焦点距離によって、月のクレーターや土星の環も、圧倒的な解像度でとらえることが可能に。

Seestar S30が「誰でも簡単に楽しめるスマート望遠鏡」なら、Seestar S50は「より本格的に、より深く宇宙を楽しみたい人のための一台」

あなたの星空体験を楽しみと知的探求心で満たしてくれます。

\月のクレーターや惑星の模様の撮影ならSeestarS50/

SeestarのS30とS50の違いまとめ

SeestarのS30とS50の違いをまとめると、主な違いはレンズの厚みと焦点距離、視野角とCMOSセンサーでした。

細かな違いでは、集光力や撮影距離、サイズ、重さなどがありますが、重要なポイントとしてはどんな天体を観たいか、撮影したいかです。

Seestar S30は手軽さとコンパクトさを重視したエントリーモデルで、星座や星雲などを見ることに適しています。

スマホ操作で簡単に天体観測と撮影ができ、初心者でもすぐに宇宙の魅力を体験できます。

一方、Seestar S50はより大きなレンズと高性能なセンサーを搭載し、本格的な天体撮影を楽しめる上位モデル

より遠くの星雲や銀河のディテールまで鮮明にとらえ、観測の幅を広げてくれます。

どちらを選ぶかは、あなたがどんな星空を見たいか次第で変わります。

S30とS50の違いまとめ
  • Seestar S30の違いと特徴
    コンパクトで約1.7kgと持ち運びしやすく、これから天体観測を始める人にベスト
  • Seestar S50の違いと特徴
    より遠く、より精彩に、より高画質に、ググッと惑星に寄れるこだわり派向き
選び方
  • 星空や銀河など大きな天体を見るならSeestar S30
  • 惑星の模様や土星の環を詳細に見たいならSeestar S50
\星雲や銀河など大きな天体撮影ならSeestarS30/
\月のクレーターや惑星の模様の撮影ならSeestarS50/

スマート望遠鏡でクールにスタイリッシュに星を見るのもいいけど、昔ながらのアナログな天体観測だからこそ味わえる楽しみがここにあります。
AE81MとA80Mfの違いはレンズ径と分解能|ビクセン天体望遠鏡ポルタⅡ

コメント

タイトルとURLをコピーしました