高級で高性能な空気清浄機ブランドAirdog(エアドッグ)フラッグシップモデルのX5Dを購入したので、レビューさせていただきます。
空気清浄機でありがちなフィルター交換が不要でメンテナンスもしやすいエアドッグの購入を考えている人で、上位モデルであるX5DとX5Sにどんな違いがあるか気になっている人のために、どちらを買えば失敗しないかわかりやすく解説します。
先に結論を言うと、エアドッグX5DとX5Sには4つの違いがあり、主な違いはCO2センサーの有無です。
- エアドッグX5DとX5Sの違い
- エアドッグX5Dのお得な買い方
- エアドッグX5Sを安く手に入れる方法

エアドッグX5DとX5Sの違いはCO2センサー

結論から言うと、エアドッグX5DとX5Sの主な違いはCO2センサーの有無です。
CO2センサーがどんな働きをしてくれるのか、簡単に解説します。
CO2センサーはこれまで一部の最上位モデルしか搭載されていなかった機能で、エアドッグX5DにCO2センサーがあるおかげで二酸化炭素の濃度を数値で見ることができて、換気の度合いや人の密集度がわかるようになります。
CO2の濃度を数値化して見ることができるようになるので、密室での人の密集度が高ければ数値が高くなり、換気が必要なタイミングがわかります。通常は1000ppm以下のところ、2000ppm以上になると「そろそろ換気が要るよね」といった判断がカンタンにできるようになります。
2024年現在現行のエアドッグは4つのモデルがあり、CO2センサーは上位モデルにしか搭載されていません。
それでも、最上位のX8D Proモデルよりも半額以下で買えるX5Dは清浄な空気環境を確認できるモデルとして手の届きやすい価格帯になっています。
エアドッグ型番 | X8D Pro | X5D | X3D | X1D |
モデル | プロフェッショナル | フラッグシップ | コンパクト | 省スペース |
センサー | AQIセンサー CO2センサー | AQIセンサー CO2センサー | AQIセンサー 光センサー 人感センサー | AQIセンサー |
価格帯 | 420,000円 | 162,000円 | 122,000円 | 73,400円 |
一般家庭以外でも、学校などの教育施設の基準ではCO2濃度が1500ppm以下であることが望ましいとされています。
エアドッグX5DとX5Sの機能的な違い

エアドッグX5DとX5Sの機能的な違いはCO2センサー、キャスター、操作ボタンの3つです。
CO2センサーももちろんなのですが、自宅リビングなどで使う場合はキャスターがめちゃくちゃ便利です。
我が家にはエアドッグX3Dも置いてありますが、けっこう本体の下にホコリや髪の毛が溜まりがちで、エアドッグX5Dキャスター付きだと掃除機やクイックルワイパーで掃除しやすいです。
CO2センサー
通常の二酸化炭素濃度は1000ppmですが、換気の悪い状態が続くと濃度が高くなるので、モニターが点灯したり、4000ppmを超えるとアラームが鳴るようにもなっています。
ちょっと覚えておくといいのが、3桁表示しかしないので1000ppmを超えると数字の右に「×10」という表示が増えます。
動かしやすいキャスター
本体が11.1kgと女性にとっては少し重めなので、キャスター付きが本当にありがたい。部屋から部屋への移動だけでなく、やはり気になるのは掃除するときにカンタンに動かせるかどうか。長く使うものだからこそ、キャスター付きがオススメです。
使いやすい操作ボタン
エアドッグには丸いボタンがついていて、難しい操作は必要ありません。
- 上側は風量に応じて点灯箇所が変わる風量ライト
- 右側の点灯で自動的に風量を調整してくれるオートモード
- 下側の点灯で就寝時は静かにしてくれるスリープモード
- 左側はチャイルドロック
エアドッグX5Dと型落ちX5Sでは、操作ボタンのイルミネーションが変わっています。
具体的には、型落ちX5Sでは本体には操作できるボタンが電源ボタンしかなく、新型X5Dでは本体で全ての操作がカンタンにできるようになっています。
左下のAQI/CO2ボタンでは、本体正面のモニターに表示する項目をAQI(空気の汚れ具合)とCO2(二酸化炭素濃度)のどちらかに切り替えることができます。
エアドッグX5DとX5Sの基本的な違い

エアドッグX5DとX5Sの基本的な違いはほとんどなく、新型X5DのほうがCO2センサーが搭載されているのと発売時期と価格です。
新型X5Dのほうは約16万円、型落ちX5Sはすでに新品はなく、中古品をAmazonや楽天、メルカリで探すことができます。
X5D | X5S | |
発売時期 | 2022年9月 | 2020年3月 |
サイズ(cm) | 幅31.6×奥行30.6×高さ65 | 幅30.6×奥行31.6×高さ65 |
重さ | 11.1kg | 11.1kg |
対応の広さ | リビング、店舗、オフィス 24畳までの広さ | リビング、店舗、オフィス 24畳までの広さ |
清浄空気供給量 | 30分間で65㎡ | 30分間で65㎡ |
センサー | AQIセンサー CO2センサー | AQIセンサー |
運転音 | 22.3~51dB | 22.3~51dB |
エアドッグX5Dを開封して設置
我が家にエアドッグX5Dが到着したので早速設置してみました。
エアドッグは、専用のダンボールに振動防止の発泡スチロールに厳重に保護されて送られてきます。
丁寧に開けて、4つのうち3つはフィルターがついているので、集塵フィルターだけビニール袋から出して取り付けを行うと、すぐに使うことができます。
むつかしい作業は何も要りません。5分もあればすぐに使い始められます。
- フィルターフィルターが4つ入ります
エアドッグ背面のカバーを取り外すと、そこには4層のフィルターが取り付けられるようになっています。
- 全体図エアドッグX5D全体
エアドッグX5Dにはあらかじめ集塵フィルター以外は設置済みの状態で梱包されてきます。
- 左下が集塵フィルター
- 右下がオゾン除去フィルター
- 左上がイオン化ワイヤーフレーム
- 右上がプレフィルター
- フィルターフィルターの確認と設置①
左下の分厚そうなのが集塵フィルターで、右下のハチの巣状のものがオゾン除去フィルターです。
このふたつは比較的汚れが見えやすいので掃除時期がよくわかります。
- フィルターフィルターの確認と設置②
左がイオン化フレーム、右がプレフィルターです。
プレフィルターは吸気位置の第1層についているので大き目のホコリを吸い込まないようになっています。
- 電源オンまずはオートモードで起動
右下の丸いボタンの真ん中を押すと電源が入るので、右側にランプが点くように右側を押します。
そうするとオートモードになるので、すぐに部屋の空気清浄を始めてくれます。
エアドッグX5Dを安く買う方法
エアドッグX5Dを安く買う方法についていろいろ調べましたが、結論としてはネット購入が一番実質的に安く買うことができます。
Amazonで購入を考えている場合はAmazonプライムデー、楽天市場で購入を考えている場合は楽天お買い物マラソン、もし、dポイントがたくさん溜まっていて使える場合はメルカリで中古品を探すのもありです。
エアドッグは空気を清浄するという用途から、あまり雑な扱いをされていないため、保存状態のいいものが出品されています。

エアドッグX5Sは中古品で買えます
エアドッグの型落ち品番であるX5Sは新品の在庫がもうないので、X5Sが欲しい場合は中古品で探すことになります。
Amazonでも楽天でも中古品が出品されていますが、常に出品があるわけではありません。
中古品を探すなら、メルカリで状態がいいものを探すのがオススメ!
思わぬお得な掘り出し物が見つかるかもしれません。
エアドッグX5DとX5Sの間違った使い方に注意

エアドッグX5Dの設置を検討する人ですから、空気環境や花粉などには敏感な方が多いと思います。
空気の質に気を使っているからこそ、間違った使い方をしてしまってエアドッグX5Dの故障の原因になったり、せっかくのエアドッグの効果を激減させてしまっている場合がありますので、次の点に注意してください。
エアドッグの周辺では加湿器やアロマ噴霧器は絶対に辞めておきましょう。
エアドッグは極微細な粒子をイオン化させて吸着して除去する仕組みです。
エアドッグの周辺で超音波加湿器や次亜塩素酸水の噴霧器、アロマ噴霧器を使うと、水分がエアドックの吸着対象となってしまい、水分に含まれるカルキが付着してしまったり、アロマの成分がこびりついてしまったりと、重大な故障の原因になりかねません。
もともとエアドッグは壁から50cmほど話して設置することが推奨されていますが、加湿器などを同じ部屋に設置する場合は、エアドッグから少なくとも2mは離して置いた方がよさそうです。
エアドッグX5DとX5Sの違いまとめ

エアドッグは空気をキレイにするというシンプルな機能なので、基本的には一度置いたら動かしっぱなしでボタンもほとんど操作するようなことはありません。
それだけに、個人的な感想としては、リモコンがあってもほとんど使いませんw むしろ、無くしてしまう可能性も高いので説明書と一緒に直してあります。
X5DとX5Sの違いとしては、CO2センサーの有無と移動に便利なキャスター、そして、本体についているボタンが操作しやすくなっていることです。
- X5DにはCO2センサーが搭載されている
- X5Dにはキャスターがついていて移動させやすい
- X5Dはリモコンがなくても操作しやすいボタンになっている
我が家ではオートモードで放置していて、1~2ヶ月に1度はフィルターを掃除します。
フィルター掃除についても、女性でもカンタンにできます。

エアドッグのX3Dも気になる人はぜひこちらの記事もご覧ください。
Airdog(エアドッグ)X3DとX3S違いを解説!間違った使い方だと効果激減
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