「EU-FA23かEU-FB23か——どちらを選べばいいんだろう」
象印マホービンのオーブンレンジの購入比較をしていると、必ずこの2機種が並びます。
どちらも23Lのフラット庫内、1,000Wの高出力、上下ヒーター式オーブン、赤外線センサー搭載と、基本スペックが揃っている。でも価格差は約2万円前後。何が違うのかが、すっきりわからない——そんな方も多いはずです。
象印EU-FA23とEU-FB23の違いは3点です。センサーの速さ、時短調理に特化した「チャチャっとレシピ」の有無、そしてレシピ数の差。
基本的な加熱性能・容量・オーブン温度など、毎日使う機能の土台は共通しています。
この記事では、象印EU-FA23とEU-FB23の違いを女性目線で優しく、どんな使い方をする人に合っているのかを解説しています。
EU-FA23とEU-FB23のスペックの違い
EU-FA23とEU-FB23のスペックの違いの基本的なスペックの違いは、センサー、チャチャっとレシピ機能、そして掲載レシピ数です。
| 比較項目 | EU-FA23 (2024年8月発売) | EU-FB23 (2025年7月下旬発売) |
|---|---|---|
| 定価目安 | 約33,800円〜 | 約60,000円〜 |
| センサー | 赤外線センサー+温度センサー | 瞬速センシング赤外線センサー+温度センサー |
| チャチャっとレシピ | ×(非搭載) | ○(耐熱容器に材料を入れてチンするだけの時短調理・自動メニュー9) |
| 自動メニュー数 | 33メニュー | 34メニュー(1メニュー多い) |
| 取扱説明書掲載レシピ数 | 50レシピ | 55レシピ(5レシピ多い) |
| 庫内容量 | 23L | 23L(同じ) |
| 庫内構造 | フラット(ターンテーブルなし) | 同じ |
| 庫内間口 | 約39cm | 約39cm(同じ) |
| 最大レンジ出力 | 1,000W(最大約3分)・600W | 同じ |
| オーブン温度 | 100〜250℃ | 100〜250℃(同じ) |
| ヒーター方式 | 上下ヒーター | 上下ヒーター(同じ) |
| グリル機能 | ○ | ○(同じ) |
| 発酵機能 | 30・35・40・45℃ | 30・35・40・45℃(同じ) |
| 自動あたため(45〜90℃) | ○(5℃刻み) | ○(同じ) |
| お好み温度メニュー | ○(-10〜90℃) | ○(同じ) |
| My温度登録 | ○(最大3件) | ○(同じ) |
| 庫内コーティング | シリコーンコート(側面・背面) | シリコーンコート(側面・奥面) |
| LED庫内照明 | 2か所 | 2か所(同じ) |
| 引き出し式メニューボード | ○ | ○(同じ) |
| 静音設計 | ○ | ○(同じ) |
| 外形寸法(幅×奥行×高さ) | 478×398×349mm | 478×398×349mm(同じ) |
| 重量 | 約16.5kg | 約16.5kg(同じ) |
| カラー | ブラック(-BA)・ホワイト(-WA) | ブラック(-BA)・ホワイト(-WA) |
基本的なスペックに違いはほとんどありませんが、違いのある点について詳しく解説いたします。
EU-FA23とEU-FB23の違いを3点、ちゃんと掘り下げる
① 瞬速センシング:「1秒ごとに検知」がさらに速くなった
EU-FA23もEU-FB23も、赤外線センサーが食材の温度を1秒ごとに検知して、スープやごはん、調理済みのおかずをちょうどよい温度に温めます。この基本的な仕組みは変わりません。
EU-FB23が新たに採用した「瞬速センシング」は、この赤外線センサーをさらに強化したものです。EU-FB23は赤外線と温度センサーによって、より素早く正確に食材の温度を検知できます。冷凍食品やお弁当の温めにムラが出にくいという点では、EU-FB23の方が安心感があります。
実際の差は「温めムラが起きにくいかどうか」に現れます。冷凍弁当のご飯はちょうどいいのにおかずが冷たかった、スープを温めたら外は熱いのに中が冷たかった——そういった経験がある方には、瞬速センシングの差が体感として現れやすいです。EU-FA23のセンサーでも十分な精度がありますが、EU-FB23はその精度がワンランク上がっています。
② チャチャっとレシピ:耐熱容器に入れてチンするだけでメインおかずが完成
EU-FB23だけに搭載されているのが「チャチャっとレシピ」(自動メニュー9)です。EU-FA23にはありません。
チャチャっとレシピは、直径約25cmの耐熱ガラス製ボウルに材料と調味料を入れてレンジに入れ、スタートを押すだけでメインおかずが完成する時短調理機能です。スマートフォンとの連携は不要で、取扱説明書(お料理ノート)に掲載されたレシピのみ対応しています。
えびのチリソースが約6分、じゃがいものオムレツも約6分で調理できるなど、下ごしらえの手間を最小化した時短レシピが揃っています。
「平日の夕食準備を少しでも楽にしたい」「レンジを温め専用ではなく調理にも使いたい」という方には、このレシピ機能の差が日常的な体験の差になります。「温めさえできればいい、オーブン調理は自分でレシピを見てやる」という方には、あまり刺さらない機能かもしれません。
③ レシピ数の差:55レシピ vs 50レシピ
取扱説明書掲載レシピ数はEU-FB23が55レシピ(自動メニュー34)、EU-FA23が50レシピ(自動メニュー33)で、新モデルは5つ多い。差は5レシピで、自動メニューは1メニューの差です。
正直なところ、5レシピの差をどこまで重視するかは人によります。「付属のレシピ本を全部使い切る」タイプの方には確実にプラスですが、「自動メニューをたまに使う程度」という方には体感しにくい差でもあります。
なお、庫内コーティングはどちらもシリコーンコートですが、表記に違いがあります。
EU-FB23は「側面・奥面」、EU-FA23は「側面・背面」となっており、「背面」だと庫内の後ろ側なのか本体の背面なのか曖昧になる可能性があるため、より明確な「奥面」という表記に変更されたと考えられます。実際のコーティング範囲や性能に大きな差はありません。
どちらを選んでも変わらない——象印オーブンレンジの日常的な実力
eu fa23 eu fb23 違いの3点を確認したところで、2機種が共通して持つ「買う理由」も押さえておきましょう。
フラット庫内23L・間口39cm——大きなお弁当も角皿も出し入れしやすい
ターンテーブルがなく、庫内がフラットです。ターンテーブルのある電子レンジは、食器や容器が引っかかることがありますが、フラット庫内なら大きめのお弁当箱も大皿も、水平のまま置いて加熱できます。間口は約39cmと広く、市販のお弁当の出し入れでストレスを感じにくい設計です。
1,000W高出力——あたためが速く、毎日のルーティンを短縮
最大レンジ出力は1,000W(最大約3分間)で、600Wと切り替えて使えます。一般的な電子レンジの600Wと比べると、1,000Wは加熱時間を大幅に短縮できます。朝の忙しい時間に冷凍ご飯を素早く解凍する、夕食後に残り物をすぐに温め直す——そういった日常のあたためを速くこなしてくれます。
上下ヒーター式オーブン・グリル——本格的な焼き料理もこれ1台で
オーブン温度は100〜250℃の範囲で設定でき、付属の角皿を使ってハンバーグ、チーズケーキ、グラタンなどのオーブン料理が楽しめます。グリル機能では塩鮭や焼きなすなどのこんがり焼きも対応。発酵機能(30・35・40・45℃)も搭載しており、パンやヨーグルト作りにも使えます。「電子レンジ+オーブン+グリル」を1台でこなせる点は、どちらのモデルでも共通のメリットです。
自動あたためとMy温度登録——毎日使うほど「慣れたパターン」が増える
「自動あたため」でスタートキーを押すだけで45〜90℃の温度を自動設定、「お好み温度」メニューでは-10〜90℃の幅広い温度指定もできます。さらに、よく使う温度設定を最大3件まで登録できる「My温度」機能も両モデルに共通です。毎日使うほど「自分の使いパターン」が定着して、作業が速くなる設計です。
引き出し式メニューボード・静音設計——使い続けやすい細部の配慮
操作パネルの下から引き出せるメニューボードが付いており、「このコースで何が作れるか」をその場で確認できます。取扱説明書をしまい込んでも、レンジの前でサッと確認できる小さな便利さが、毎日使う道具として効いてきます。また、静音設計を採用しており、深夜・早朝でもモーター音が気になりにくいのも、生活の中でじわりと評価される点です。
EU-FA23がおすすめな人
「温めは十分できれば十分。基本的な機能が揃っていて、シンプルに使いやすければいい」という方にとって、EU-FA23はかなり優秀な選択肢です。
- 電子レンジの主な用途は温め・解凍で、センサーの速さの差が気になるシーンがあまりない
- チャチャっとレシピなどのスマホ連携機能は使わないと思う
- オーブン・グリル・発酵など基本機能が揃っていれば十分で、レシピ数の差は関係ない
- 約2万円の差額を別の用途に使いたい
- 型落ちになったことで価格が下がっているタイミングを逃したくない
EU-FA23の満足度レビューは4.39(価格.com・9人)と高評価が並んでいます。「操作が簡単」「温めムラがない」「フラット庫内が使いやすい」という声が多く、日常使いへの満足度は確かに高い。チャチャっとレシピがなくても、十分に満足できるモデルです。
EU-FB23がおすすめな人
「温めムラが気になる、時短調理を本格的に使いたい、最新の機能を長く使いたい」という方向けです。
- 冷凍弁当・スープ・おかずの温めムラをできるだけ減らしたい(瞬速センシングが効く)
- 平日の夕食準備を少しでも楽にしたい。レンジで作れるメニューのバリエーションを増やしたい(チャチャっとレシピ)
- 新モデルを選んで、長期間安心して使い続けたい
- レシピ数が多いほうが、使い方の幅が広がると感じる
- 現時点でEU-FA23との価格差が縮まっているタイミングに購入できる
よくある疑問
Q:EU-FA23とEU-FB23は同じ角皿が使えますか?
どちらも付属の角皿でオーブン・グリル調理に対応しています。角皿の型番が同一かどうかは購入時にご確認ください。なお、象印オーブンレンジの部品は象印パーツダイレクトから購入できます。
Q:「チャチャっとレシピ」はアプリのダウンロードが必要ですか?
EU-FB23のチャチャっとレシピはスマートフォンのアプリと連携する機能です。ご利用の際はアプリのダウンロードと本体との連携が必要になります。詳しい操作方法は象印公式サイトまたは取扱説明書でご確認ください。
Q:EU-FA23はいつまで買えますか?
EU-FA23はEU-FB23発売後も在庫のある販売店で購入可能な状態です。ただし型落ちモデルのため、在庫がなくなった販売店から順次取り扱いがなくなっていきます。購入を検討している場合は、在庫のあるうちに確認・購入することをおすすめします。
Q:フラット庫内は掃除しやすいですか?
ターンテーブルがなくフラット庫内のため、拭き掃除がしやすい設計です。EU-FA23・EU-FB23どちらも側面にシリコーンコートが施されており、油汚れが拭き取りやすくなっています。庫内のLED照明が2か所に配置されているため、汚れが見えやすく掃除のタイミングを見逃しにくいのも助かるポイントです。
まとめ:象印EU-FA23とEU-FB23の違いは3点
象印EU-FA23とEU-FB23のオーブンレンジでは、スペックにほとんど違いなないものの、瞬速センシングセンサーによりムラなく温めができるのと、レンジだけで作ることができるレシピの数が違います。
- センサー:EU-FA23は赤外線センサー+温度センサー。EU-FB23は「瞬速センシング」により、より速く正確に温度を検知して温めムラを低減
- チャチャっとレシピ:EU-FA23は非搭載。EU-FB23は耐熱容器に材料を入れてチンするだけでメインおかずが完成する時短調理機能(自動メニュー9)が使える
- レシピ数:EU-FA23は50レシピ(自動メニュー33)、EU-FB23は55レシピ(自動メニュー34)
- 共通点:庫内容量23L・フラット庫内・間口39cm・1,000W高出力・100〜250℃オーブン・グリル・発酵機能・自動あたため・お好み温度・My温度登録・引き出し式メニューボード・LED照明2か所・静音設計
- 価格差:約2万円前後(購入時期により変動)
温めの質にこだわり、レンジを調理にも活用したい方にはEU-FB23。シンプルに毎日の温め・オーブン調理をこなせれば十分という方にはEU-FA23——どちらを選んでも、象印が丁寧に設計した23Lオーブンレンジとしての実力は、確かに手に入ります。
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