MX Master 2Sと3S、どんな違いがあってどっちを選べばいい?
ロジクールのMX Masterシリーズは、多くのクリエイターやビジネスユーザーに愛される高性能ワイヤレスマウス。
高い買い物ですし、旧型2Sと3Sの違いがいまいち分からず、どちらを買うべきか迷っていませんか?
実は見た目がそっくりなこの2つ、3Sのほうに細かい部分しっかり進化が詰まっています。
本記事では、使用感の違いや注目すべきポイントを分かりやすく比較し、あなたにぴったりのモデルを選ぶお手伝いをします!


MX MASTER 2Sと3S主な違い

MX Masterシリーズは長年にわたって進化を遂げてきましたが、2Sと3Sの間には細かい違いがあります。
見た目はよく似ていますが、センサー性能やクリック感、スクロールホイールの仕組みなど、細かい部分にしっかりとアップグレードが施されています。
以下の表で、両モデルの違いを分かりやすく比較してみました。
MX MASTER 2S | MX MASTER 3S | |
感度センサー | 4000 DPI | 8000 DPI |
クリック感 | 通常のカチッ | 静音で感触のみ |
ホイール | メカニカル | MagSpeed電磁式 |
無線接続方法 | Bluetooth Unifyingレシーバー | Bluetooth Logi Boltレシーバー |
USB充電端子 | microUSB | USBタイプC |
感度センサーは好みがわかれるところですが、個人的にグッとくるポイントはサイドボタンです。
親指で操作するからサムホイールって呼ばれるボタンで、MX MASTER 2Sではボタンが重なっていてボタン同士がかなり近いのですが、MX MASTER 3Sでは程よく離れていて誤操作が少ない設計になっています。
さらにいうと、スクロールするときのホイールってメカニカルというと歯車的なものが入っていて操作を検知するのですが、メカニカルは耐久性が低く寿命が短いというデメリットがあります。
対して、MX MASTER 3SのMagSpeed電磁式は操作を電子的に読み取るので誤動作が少なく、かつ操作が機敏で正確と言うメリットがあります。
このほか、MX MASTER 2Sと3Sの主な違いとして無線接続方式であるUnifyingレシーバーとLogi Boltレシーバーがあります。
MX MASTER 2S Unifyingレシーバー | MX MASTER 3S Logi Boltレシーバー | |
通信方式 | 2.4GHzワイヤレス | Bluetooth Low Energy |
セキュリティ | 標準的な暗号化 | 高度なAES-128ビット暗号化 |
遅延の少なさ | 低遅延 | 超低遅延 |
安定性 | 混雑した環境では 干渉の可能性あり | 干渉の多い環境であっても 安定した接続 |
一般的な接続方式だと、オフィスやネットカフェなど大人数が周囲でパソコンを操作している環境だと電波が衝突してしまって操作の安定性が維持できないことがあります。
それが、MX MASTER 3SのLogi Boltレシーバーだと解決できるということ。
簡単に言うと、MX MASTER 3SのLogi Boltレシーバーのほうがレスポンスが早くてセキュリティも安全で混雑環境下でも安定した接続が可能ということです。
MX MASTER 2Sと3S基本的なスペックの違い

MX Masterシリーズは、快適な操作性と多機能なボタン配置で多くのユーザーに支持されてきました。
2Sと3Sは同じシリーズながらも、センサーの精度やクリック感、スクロールホイールの進化など、さまざまな違いがあります。
特に、3Sでは静音クリックやDPIの向上、USB-C対応など、より快適な操作を実現するアップグレードが施されています。
わかりやすく言うと、MX MASTER 3Sのほうがクリック音が静かで操作性が高く、耐久性が高いってことです。
MX MASTER 2S | MX MASTER 3S | |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 85.7×48.4×126mm | 84.3×51×124.9mm |
重さ | 145g | 141g |
ボタンの数 | 7個 | 7個 |
対応OS | Windows / macOS | Windows / macOS / iPadOS |
カスタム用アプリ | Logi Options | Logi Options+(Windows/macOS) |
バッテリー容量 | 500mAh | 500mAh |
バッテリー持続時間 | 最大70日 | 最大70日 |
発売日 | 2017年 | 2022年 |
MX Master 2Sと3Sには、一般的な安価なワイヤレスマウスにはない特別な機能がいくつも搭載されています。
これらの機能があるからこそ、プロフェッショナルな作業環境や長時間の使用でも快適に操作できるのが特徴。
MX MASTER 2S | MX MASTER 3S | |
Easy-Switch | 最大3台まで | 最大3台まで |
Flow機能 | 搭載 | 搭載 |
MagSpeed電磁気 スクロール | 非搭載 | 搭載 |
- Easy-Switch:最大3台のデバイスに接続、ワンタッチで切り替え
- Flow機能:WindowsとMacの間でもペアリングするだけで簡単にデータ転送
- MagSpeed電磁気スクロール:1秒間に1000行、しかも正確なスクロール
MX MASTER 2Sは多機能マウスを探している人におすすめ
MX Master 3Sのほうが最新モデルですが、だからといって2Sが劣るわけではなく、コスパ重視で高性能マウスを使いたい人にはMX Master 2Sがおすすめ。価格と機能のバランスを考えると2Sもまだまだ優秀な選択肢と言えます。

MX MASTER 3Sは正確性と操作性を求める人におすすめ
MX Master 3Sは、MX Master 2Sと比べて細かい部分がブラッシュアップされており、より快適な作業環境を提供します。特に、静音クリック・MagSpeedスクロール・USB-C充電・高DPI対応などの進化ポイントは、日々の作業をより快適にしてくれること間違いなし。

MX MASTER 2Sと3S違いまとめ

MX Master 2SとMX Master 3S、どちらもハイスペックなワイヤレスマウスで、両者には明確な違いがあります。
- コスパ重視で、高機能マウスを手頃に手に入れたいなら「MX Master 2S」
- 静音クリック・超高精度DPI・USB-C充電など最新の快適さを求めるなら「MX Master 3S」
どちらを選んでも、安価なマウスでは味わえない快適な操作感と作業効率の向上が手に入ります。
あなたの作業スタイルにぴったり合うモデルを選び、ワンランク上の操作性を体感してください。
迷ったら、「より静かに、よりスムーズに、より快適に使いたいなら3S」「コスパ良く高機能を求めるなら2S」と考えると決めやすいと思います。
- クリック感・音をそんなに気にしない人は2S
- リーズナブルやコスパ重視、安定したハイスペックなら2S
- 高解像度ディスプレイを使っているなら3S
- 長いドキュメントやライターさんなら3S


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