「ES-L690UかES-L670U、どっちにしようか」——と悩んでいるなら、まず一つ、肩の荷を下ろしてほしい。
どちらを選んでも、剃り味は変わりません。
6枚刃の切れ味も、ラムダッシュAI+のパワー制御も、密着5Dヘッドの追従性も、全自動洗浄充電器の使い心地も、まるごと同じです。2機種の差は「ナビモニターが付いているかどうか」と「スマートロックが自動か手動か」、たったそれだけです。そして価格差は実売ベースでおよそ5,000円。
言い換えると、5,000円で買えるのは「シェービング結果を見える化する画面」と「手を離したら自動でかかるロック」です。その2つに5,000円の価値を感じるかどうか——この記事は、その判断をするための情報をきちんと整理します。
ES-L690UとES-L670Uのスペックの違い
ES-L690UとES-L670Uのスペックの違いは、ナビモニターとスマートロックの2点です。
| 比較項目 | ES-L670U(ハイグレード) | ES-L690U(トップグレード) |
|---|---|---|
| 発売日 | 2024年9月 | 2024年9月(同じ) |
| 位置づけ | ハイグレード | トップグレード |
| 価格差(実売) | 約5,000円(ES-L690Uが高い) | |
| 刃の構成 | 6枚刃システム | 6枚刃システム(同じ) |
| ストローク数 | 約14,000ストローク/分 | 約14,000ストローク/分(同じ) |
| ラムダッシュAI+ | ○(ヒゲ量に応じてパワーを自動制御) | ○(同じ) |
| 密着5Dヘッド | ○ | ○(同じ) |
| 全自動洗浄充電器 | ○(付属) | ○(付属)(同じ) |
| 充電方式 | USB Type-C | USB Type-C(同じ) |
| ナビモニター | ×(5段階ランプ+アイコン表示) | ○(詳細情報をモニターに表示) |
| スマートロック | 手動(スイッチを2秒長押し) | 自動(手を離して30秒後に自動ロック) |
| 重量 | ES-L690Uより約5g軽い | ES-L670Uより約5g重い(モニター分) |
| 防水 | ○(お風呂・シャワー使用可) | ○(同じ) |
| カラー | クラフトブラック | クラフトブラック(同じ) |
| 日本製 | ○ | ○(同じ) |
ES-L690UとES-L670Uの使い勝手の違い
① ナビモニター:シェービングを「見える化」する画面があるかどうか
ES-L670Uには従来型のランプ表示が採用されています。
電池残量は5段階のランプで、洗浄や替刃の交換時期はアイコンが点灯してお知らせするシンプルな設計です。必要な情報は揃っているけれど、数値や詳細は出てきません。
ES-L690Uには「光るラムダッシュAIナビ」と呼ばれるナビモニターが搭載されています。このモニターが表示するのは3種類の情報です。
- シェービング結果の確認:その日のヒゲの状態に応じてBOOSTモード(濃いヒゲに強い出力で対応)で剃った時間とSOFTモード(薄いヒゲや肌が敏感なときに優しく対応)で剃った時間の比率が確認できます。「今日はヒゲが濃かった日」「お酒を飲んだ翌朝は肌が敏感だった」という気づきが、毎日の数値として積み重なります
- 電池残量のパーセント表示:ランプではなく%単位でわかるため、「次の出張までに充電が必要かどうか」の判断が直感的にできます
- 各種メンテナンス催促:洗浄のタイミング・替刃の交換時期がモニターにテキストで表示されます。「なんとなく気になってきたな」ではなく、シェーバー自身が教えてくれる
ナビモニターは「シェービングの質を管理したい人」と「データに安心感を感じるタイプの人」に刺さる機能です。
一方、「毎日同じように剃れればそれでいい。余計な情報は要らない」という方には、ES-L670Uのシンプルなランプ表示で十分です。
② スマートロック:自動でかかるか、手動でかけるか
どちらのモデルにもロック機能はあります。違いはそのかかり方です。
ES-L670Uはスイッチを2秒間長押しするとロックがかかる手動方式。使い終わったあと自分でロックをかけるという、シンプルな操作です。
洗面所に置きっぱなしにして使うだけなら、これで何の問題もありません。
ES-L690Uは「スマートロック」という機能が搭載されており、本体から手を離して30秒が経つと自動でロックがかかります。
バッグに入れて持ち運ぶことがある方——出張、旅行、ジムへの持参など——は、この自動ロックが安心感につながります。
鞄の中でスイッチが入って刃が回り始めるという事故が、設計レベルで防がれます。
「家の洗面所以外でシェーバーを使う機会がある」ならES-L690Uのスマートロックは実用的な差。「家の洗面所だけで完結する」なら、ES-L670Uの手動ロックで十分です。
ES-L690UとES-L670UラムダッシュPRO 6枚刃の実力
差は2点だけ。ならば、2機種が共通して持つ「買う価値」を確認しておきましょう。
6枚刃システム:ラムダッシュが6枚刃にした理由
ラムダッシュPROシリーズはスタンダードな5枚刃ではなく、6枚刃を採用しています。
増えた1枚は「トリプルアクション超高速カッター」で、往復運動に加えて回転動作が加わった複合運動で、クセヒゲやアゴ下に生える難しい方向の毛をとらえます。
正直、6枚刃と5枚刃の差を数字で実感するのは難しいですが、「アゴ下の剃り残しが減った」「クセヒゲがすっきり取れるようになった」というレビューは多く、実際の差として現れています。
ラムダッシュAI+:ヒゲの量を感知して出力を自動で変える
シェービング中に刃がヒゲの密度を感知し、密集しているエリアではモーターの出力を上げ、薄いエリアでは抑えるという制御を自動で行います。
「力を入れすぎて肌が赤くなる」「逆に引っかかる感触が残る」といったムラが起きにくくなり、一定の仕上がりが安定して続く点が実用的です。
密着5Dヘッド:顔の輪郭に追従する立体的なヘッド
ヘッドが上下・左右・ひねり・押し込み・傾きの5方向に動く設計で、顎のライン・頬のカーブ・鼻の下など、複雑な凹凸に刃が密着し続けます。
ヘッドを動かす手加減が多少雑になっても、刃がそれを補って追いかけてくれる感覚が、長く使った人のレビューに多く出てきます。
全自動洗浄充電器:充電と洗浄が一度に終わる
両モデルに全自動洗浄充電器が付属します。使い終わったシェーバーをセットして専用洗浄液を入れておくだけで、洗浄・乾燥・充電までが自動で完了します。
洗浄液の交換は月1回程度。一度これを体験すると、手洗いに戻れなくなるというレビューが多い機能のひとつです。
USB Type-C充電:スマホと同じケーブルでOK
シェーバーの充電端子がUSB Type-C対応なので、スマートフォンや多くのガジェットと充電ケーブルを共用できます。出張や旅行でのケーブルの荷物が減ります。
フル充電で約2週間分の使用ができる(1回約3分として計算)とされており、毎日充電する必要がありません。
ES-L690U(トップグレード)を選ぶ人
「機能として使う予定があるかどうか」を軸に考えると、判断しやすいです。
- シェービング後にBOOST/SOFTモードの比率をモニターで確認して、自分のヒゲやシェービングの傾向を把握したい
- 電池残量を%単位でチェックして、出張前や旅行前の充電タイミングを正確に判断したい
- 替刃や洗浄のメンテナンスをシェーバー自身に教えてもらいたい(忘れっぽい方にも向いています)
- 出張・旅行・ジムへの持参など、家の外にシェーバーを持ち出すことがある(スマートロックが安心)
- 価格差の5,000円より、機能の充実度に価値を見出せる
- せっかく最上位クラスのシェーバーを買うなら、全機能を搭載したトップグレードを選びたい
ES-L670U(ハイグレード)を選ぶ人
剃り味だけが目当てなら、ES-L670Uは完全に正解です。
- モニターやスマートロックには興味がない。とにかく剃り味のよさだけが欲しい
- 洗面所以外でシェーバーを使わない。手動ロックで十分
- シンプルな機能でストレスなく使いたい
- 5,000円の差額を節約して、別のものに使いたい
- ヒゲの悩みを解決することが最優先で、データの見える化には関心が薄い
剛毛・濃いヒゲ・クセヒゲに長年悩んできた方が、ラムダッシュPRO 6枚刃に切り替えた際の体感は、モデルに関係なく共通です。「朝の時間が短縮された」「肌が赤くなりにくくなった」という実感は、ES-L670Uでも変わりなく得られます。
よくある疑問
Q:ナビモニターのBOOSTモードとSOFTモードって何ですか?
ラムダッシュAI+には2つの自動出力モードがあります。BOOSTモードはヒゲが濃い・密集しているエリアを検知したときに出力を上げて力強く剃るモード、SOFTモードはヒゲが薄い・肌が敏感なエリアで出力を抑えてやさしく剃るモードです。
シェービング中はAIが自動で切り替えを行います。ES-L690Uのナビモニターでは「今日のシェービングがBOOSTで何分、SOFTで何分だったか」という比率が終了後に確認でき、自分のヒゲや肌状態のパターンを把握するための指標として使えます。
ES-L670UもAIによる自動切り替え機能は同様に搭載されており、モニターで比率を「確認できるかどうか」が違いです。
Q:替刃は2機種共通ですか?
はい、同じ替刃(ES9036)が両モデルに対応しています。交換目安は約2年です。
Q:2023年モデルとの違いは何ですか?
ES-L690UとES-L670Uは2024年9月発売の新モデルです。2023年モデル(ES-LS9CX等)からの主な変化としては、深剃り刃1枚あたりのカット効率が約50%アップした点が挙げられます。
基本的な刃の構成は継承しながら、効率を高めた設計になっています。
毎日使うものなので、買い替えを検討している方は2024年の現行モデルを選ぶのが合理的です。
まとめ:ES-L690UとES-L670Uの違い
最初に言ったことを、もう一度。
- 剃り味・基本性能:両モデルで完全に同一。6枚刃・ラムダッシュAI+・密着5Dヘッド・全自動洗浄充電器・USB Type-C充電・お風呂使用可——すべて共通
- ナビモニター:ES-L690Uのみ搭載。シェービング結果の確認・電池残量%表示・メンテナンス催促をモニターで表示。ES-L670Uは5段階ランプ+アイコン表示
- スマートロック:ES-L690Uは手を離して30秒後に自動ロック。ES-L670Uは2秒長押しの手動ロック
- 価格差:実売ベースで約5,000円(ES-L690Uが高い)
「シェービングを数値で管理したい、出張にも持ち出す」ならES-L690U。「とにかくよく剃れればいい、余分な機能は要らない」ならES-L670U。どちらを選んでも、剃り味への後悔だけはありません。
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