Vitamixはアメリカで誕生し、90年以上の歴史と世界80ヵ国で愛用されている老舗のブレンダーですが、日本ではブレンダーという呼び名ではまだまだ浸透しておらず、ミキサーとの違いをハッキリと認知はされていないようです。
Vitamixのブレンダーとミキサーの違いを知ることでさらにVitamixの魅力を知ることができて、Vitamixでは健康生活が一変します。
日本では食材を容器に入れて砕いたり細かくしたりする家電をミキサーと言いますが、英語圏ではブレンダーと呼ぶのが一般的です。
- Vitamixとミキサーの違い
- ブレンダーとミキサーに似た家電の違い
- Vitamixの8つの機能
Vitamixブレンダーとミキサーの主な違い

Vitamixとミキサーのもっとも大きな違いは3つあり、まずひとつ目は硬いものでも砕くことができるパワーです。
一般的なミキサーだと刃が欠けたり、モーターが止まってしまうような硬い種や乾燥食材であっても、Vitamixならいとも簡単に粉々に、さらに粉末にまですることができます。
次に、モーターを回し続けることができる持続力です。
一般的なミキサーだと1~2分回し続けると本体が熱くなりすぎてしまって故障の原因になりますが、Vitamixは8分間持続するだけでなく、モーターの熱を利用して食材を温めることもできるようになっています。
最後に、Vitamixブレンダーとミキサーとの違いは食材の粉砕方法です。
ミキサーは切れ味のついた刃を回転させることで細かくしますが、Vitamixブレンダーは高速回転させるブレードで食材を切るのではなく叩き砕く!驚異的な回転速度とそれに耐えるブレードだからこそアボカドの種まで砕いて粉末状にできるんです。
Vitamixブレンダー | 一般的なミキサー | |
攪拌力(パワー) | ミキサーの3~5倍 | 普通 |
持続時間 | 8分 | 約2分 |
モーター音 | かなりうるさい | 外には聞こえないレベル |
入れてはいけない 野菜やくだもの | 皮や種、芯まで 入れても大丈夫 | 硬いものは入れては いけない |
耐久性 | 滅多に壊れません! メーカー保証5~10年 | 2~3年で 壊れることも |
ただし、Vitamixとミキサーの違いは良いところだけでなく、Vitamixの唯一の短所とも言えるのが、モーター音の大きさです。
一般的なミキサーのモーター音が55dB前後なのに対して、Vitamixでは70dBを超えます。
Vitamixは(ダイソンじゃないほうの)掃除機のうるささと同じくらいうるさいモーター音で、窓を開けていれば外に漏れ聞こえるレベルの音量です。
音が大きいと言っても、掃除機レベルなので集合住宅や口やかましい住人がいれば気になるかもしれない音量ですが、一軒家であれば特に気にしなくても大丈夫そうです。
Vitamixブレンダーとミキサーの違い

Vitamixブレンダーとミキサーの違いはわかっていただけたと思いますが、ブレンダーやミキサーと似た機能を持つ家電がありますので、それぞれの違いについても解説します。
入れられる食材はメーカーやグレードによって違いはありますが、Vitamixのブレンダーは唯一無二といっていいほど固いものでも不安なく砕くことができます。
日本では、ブレンダーという知名度はまだ高くなく、やはりミキサーと言われることが多いです。
ブレンダーはアメリカではミキサー全般のことを指しますが、日本では片手で持てるスティックの先に回転刃がついていて、食材を粉砕して混ぜることのできる、小型サイズのハンドブレンダーを指すことが多いので購入するときに注意が必要です。
ミキサーでもさらに細かく分類することができて、例えばジューサー、フードプロセッサーなどがあります。
このほか、イワタニの微粒化が得意なミルサーや真空にして酸化を最小限にする真空ブレンダーFRESQO(フレスコ)など、メーカー独自のネーミングと機能でブランド化された商品もあります。
Vitamixブレンダーとミキサーのメリットデメリットの違い

Vitamixブレンダーとミキサーの違いをメリットとデメリットの視点から解説します。
ブレンダーを買う上で欠かせない比較なのでメリットよりもデメリットをしっかりと考えておく必要があります。
まず、Vitamixブレンダーの最大のメリットは回転数と回転パワーで、一般ミキサーの3~5倍のパワーと耐久力がありため、種だろうが芯だろうがものともせず砕きます。
Vitamixブレンダー | 一般的なミキサー | |
パワー | 24000回転以上 | 10000~20000回転 |
持続力 | 8分間 | 2分以下 |
食材 | 種でも芯でも食材そのまま 氷と混ぜればフローズン | 氷ぐらいの硬さのもの |
お手入れ | 1/3水を入れて中性洗剤 を2滴入れてまわすだけ | 分解してスポンジや ブラシで洗う |
保証期間 | 5年以上 | 1年 |
Vitamixブレンダーとミキサーも最も大きな違いはデメリットである作動音の大きさにあります。
これを許容できるかどうかでVitamixを買うか、他のミキサーを買うかで分かれると言っても過言ではありません。
デメリットについて絶対チェックしておくべき4つの項目を比較してみます。
Vitamixブレンダー | 一般的なミキサー | |
価格 | 安くても60,000円以上 | 高くても20,000円前後 |
作動音 | 軽く70dB以上 (掃除機よりうるさい) | だいたい55dBくらい () |
レシピの味 | カンタンに完全再現 | 実演で飲んだのと違う…? |
場所 | 大きいもので28×46 小さいもので19×22 | だいたい20×20cm |
Vitamixブレンダーの購入を考えている人にまず気をつけてほしいことが、箱に直すと使わなくなるということ。
買うと決めたのなら置き場所を決めて、使いたいと思ったときにすぐ使える環境にしておかないと箱から出すのもおっくうになってしまってせっかく買っても使わずじまいになります。
次に、一般的なミキサーと違って作動音と振動が強いので、Vitamixブレンダー本体の下に振動を抑制する防振ゴムシートを置くことをオススメします。
Vitamixブレンダーはモデルによって大きさが変わりますが、容量が1.4Lくらいの小さなモデルなら30×30cmくらいの大きさの防振パッドを下に敷けばカバーできそうです。
実際は、購入するブレンダーの幅と奥行きによって違ってくるので使い始めてから振動が気になるようなら防振パッドを置いて見るのもいいと思います。

Vitamixブレンダーとミキサーの違い【8つの機能】

Vitamixブレンダーと一般的なミキサーとの違いはVitamixでの8つの機能でも表れています。
たとえば、単純に混ぜるという機能だけでも、Vitamixなら食材を切らずにそのまま入れれば強力な開店とパワーで種と皮ごとすぐにキメ細やかななめらかスムージーにすることができます。
リンゴやマスカットのような種が気になるようなフルーツでも種ごとだったことが気にならないくらい細かく砕かれるので種なしで作るよりもはるかに栄養価の高いミックスジュースも可能です。
- 混ぜる
水分のある食材を皮も種も芯もまるごとさらさらの液体状に - 温める
高速回転するブレードの摩擦熱で冷たい食材が6分ほどで温められる - 冷やす
冷やすというよりは凍って固いものをシャーベット状にできます - つぶす
水分量の少ない食材を粉々のペースト状にすることで混ぜやすく - 刻む
スピードの調整を遅めにすることで固い食材も簡単にみじん切り - 砕く
凍ったお肉をミンチにしたり、パンをパン粉にしたり - 挽く
乾燥した食材を粉末にすることができ、簡単にお米が米粉に - こねる
パンの生地やシューマイの具材が簡単に手作りできます
また、氷と一緒に凍った食材を入れれば一瞬でフローズンだって作れちゃう。
夏は氷と一緒に混ぜてフローズンスムージー、冬は食材だけで温かいスープも。
Vitamixブレンダーとミキサーの違いまとめ

購入を考えている人向けにVitamixブレンダーとミキサーの違いを紹介しましたので、ここまで解説したことをまとめると下にようになります。
まずは、Vitamixブレンダーの一番大きな違いは次の3つです。
- Vitamixブレンダーはうるさいのを我慢すればめちゃくちゃ便利
- Vitamixブレンダーは種ごと細かくブレンドできるので栄養価が高い
- ミキサーは粗目なブレンドが好みの人が満足できる
- ブレンダーもミキサーもキッチンに置いておかないと使わなくなる
もし、Vitamixのブレンダーを買おうかどうか考えているのなら、置き場所の確保と作動音に耐えうる環境かどうかを確認しておくといいでしょう。
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